NG文例@不正クリックアドセンス停止の際の申し立て
私がアドセンスを停止された際、どうにか復活したいなと考え先人のブログを読み漁りました。
おそらく100ページは超えたと思います。
いったん却下されて復活した方はいらっしゃいましたが、内容を読んでみるとGoogleさん側のミスじゃね?というものでした。
それ以外の場合は、申し立てをしても復活した方はほぼゼロ状態。
しかし先人たちは、どんな内容で申し立てをしたのか残してくださいました。
印象に残り且つ参考になったページ。
どなたのブログだったかは忘れてしまいましたが、
内容は「友人によるクリックだったと判明しました。友人のIP○○○○です」というもの。
しかしこの内容で却下されたとあったのです。
かなり衝撃的でした。
IPアドレスまで分かっていても却下なのか!?と。
グーグルアナリティクスはIPを教えてくれませんので、IPが分かるだけでもすごいことなのに!と。
しかし後々になって思い出してみると、却下されてしまうのも仕方がないとわかるようになりました。
先の記事にも書いた通り、Googleは理系脳です。
データで示さないと聞く耳を持たないのです。
では実際に、例え話で解説してみますね。
Googleが宝石店本社だったとして、私はその宝石を売る支店の店長だとします。
お店を任される店長はもちろん責任重大です。
そのお店で宝石の盗難がありました。
Googleさんゴルァ(# ゚Д゚)と激怒の電話。
そこで店長はGoogleさんに申し開きをしました。
「友人によるクリックだったと判明しました。友人のIP○○○○です」
言い換えると、
「友達に聞いたら自分だと自供しました。友達の名前は○○○○です」
Googleさんからすると、「それ本当かよ?証拠案あんの?」となるわけです。
人違いということもありますしね。
この内容ではGoogleさんは許してくれません。
もうお前に店は任せられん、となって閉店。
それよりも、
「ちょっと画像が荒くて犯人の特定ができなかったけど、証拠映像あります。今度はもっと高い防犯カメラ設置したから許して」
というような内容の申し開きの方が許されるのです。
というか許されました。ソースは自分。
Googleさんはその証拠写真(アナリティクスの解析データ)が不鮮明でも、最低限の設備はあるし今後がんばるみたいだしまぁ一回だけ許してあげる、となります。
よく考えると寛大な処置。
Googleさんは申し立てのフォームに「今後の対策を記してね」って書いてあります。
私の場合は「今度はもっと高い防犯カメラ設置したから許して」と書きました。
提出した文章で書くと「リサーチアルゼンチンというツールを導入しました。~ツールの簡単な説明~」になります。
実はまだ導入してないんですけどね、有料だしめんどうだし。でも広告掲載もしてないからOKかな。
ここで重要なのが、「導入しました」と過去形にしてあります。
「します」「するつもり」では弱いです。却下される可能性も出てきます。
仕事人間の家族に「予定じゃなくて。導入できるならとっととしろよ。改善してから報告しろよ。するつもりです、じゃ、何にも変わってないじゃん」とキツイお言葉をいただきました。
とまぁ、こんな感じで、申し立てをする際は「具体的な証拠」を示さないと却下されます。
データ解析必須です。
アドセンス停止→申し立て→復活のすべてを語ります
私は先日、アドセンス狩りに遭遇しました。
実はその少し前にも、「広告を繰り返しクリックしているユーザーの存在が確認されました」として、アドセンスの30日間の停止処分を受けています。
そのことについてもお話したいのですが、重要度で言えばアドセンス停止→復活のほうが高いので、先に申し立てに何を書いたかを記事にすることにしました。
世間では停止処分を受けると広告の再開は大変難しいと言われています。
私個人の印象としては、難しいには違いないけれど、要点さえわかれば不可能ではないということです。
ただし、Googleアナリティクスとアドセンスを連携していることが大前提になります。
Googleは言ってしまえば理系の会社です。
データを提示すれば、多少お粗末な内容でも許してくれます。
逆に言えば、データがなければどんなに情に訴えても却下されます。
それがGoogleは非情と言われる所以だと思います。
アナリティクスと連携せずにアドセンス狩りの被害にあわれた方は、残念ですがアドセンス再開はほぼ不可能だと思います。
復活を目指すよりは、別アカウントで入手する方法をおすすめします。
説明の前に、
【しゅふたす】様に大変お世話になりましたので、感謝のリンクを。
こちらのサイトがなければ、私が復活することはなかったでしょう。
私の例とは違い、内容は知人による不正クリックです。みなさまもぜひ参考になさってください。
アドセンスの停止から復活を時系列にすると
8月13日
・「Google AdSense アカウントのステータス」のメールが届く
・アカウントを30日間停止の処分にされる(申し立て不可)
・アドセンスへのログインが不可になる
・広告欄が空欄に
9月11日
「Google AdSense アカウントのステータス」のメールが届く
・広告の掲載の許可がおりる
・広告は空欄のまま
・広告作成画面で再度作成して、広告表示になる
~今後の対策に、Googleアナリティクスと連携~
10月3日06:27
・「Google AdSense アカウントの非承認」のメールが届く
・アドセンスへのログインが不可になる
・広告欄が空欄に
10月5日 23:05
・申し立てを送る
・「無効なアカウントについての申し立て」の受理メールが届く
10月6日17:33
・「無効なアカウントについての申し立て」のメールが届く
・30分程度でログイン可能・広告掲載へ
普通なら動揺するのでしょうが、一度目の広告停止処分を受けたときから、なんとなくライセンスをはく奪される覚悟はできていました。
しかし、アドセンスで貯まったお金を振り込まれるまでなぜ待ってくれなかったの!?という悲しみはありました。
30日間の停止処分の際に、申し立てを行わなければ復活しない場合、広告の再表示も非常に難しいことは承知していたので、ダメかもしれないと思いつつも、できるところまではがんばろうと決心しました。
ここで一点注意事項。
2017年度、アドセンスのレポートには不正アクセス・クリックが除かれた分が表示されます。
大量のクリックがあったとしても、アドセンスの収益画面では気づきにくいです。
私は毎日レポートを確認していましたが、クリック数やクリック数に異常は見当たりませんでした。
アドセンスはメールが来た時点でログインできなくなります。
つまりレポートは見れなくなります。
確認できる手段は(Googleのサービスの中では)アナリティクスのみ。
アナリティクスの見方は、正直よくわかりません。
なぜか広告をクリックした人物等の特定方法を記事にしている方がほぼいないのです。
アドセンスへルプフォーラムにてサイトの改善をはかりつつ、アナリティクスの画面と格闘すること3日目。
広告に異常な数をクリックされているのを発見しました。
通常の数値のおよそ10~30倍をおよそ一週間。
そりゃGoogle先生も怒りますよ、という感じ。
セッション時間(ページを見ている時間)も0を確認。
明らかに手動のものではありません。
本当は地域も絞ったほうがベターなのでしょうが、私にはその技術がありませんでした。
それでも申し立てを受理されたんですから、意外とどうにかなるものですよ。
クリック数などの増加は別の記事で別の機会にお話しさせていただきます。
申し立て内容
はじめのほうに紹介させていただいたサイトの例から、今は2年が経過しています。
申し立ての質問事項も、少し内容が変化していますが、ほぼ同じでした。
申し立ての内容の詳細はフェイクを入れましたが、ほぼ原文ママです。
これから申し立てをされる方は参考になさってください。
はじめのほうの質問は飛ばします。
お客様や、お客様のウェブサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルがこれまで AdSense のプログラム ポリシーまたは利用規約に違反したことはありますか。あるという場合は、詳細をご記入ください。
過去に警告・停止処分を受けましたか?という内容。隠してもよいことはありませんので正直に報告。
私自身は一切違反をしておりません。
しかし8月13日に、広告を繰り返しクリックしているユーザーの存在が確認されたとして、30日の停止処分を受けました。
その時はアナリティクスとの連携をしておらず、詳細はわかりませんでした。
お客様のサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルで無効な操作が行われた理由をご記入ください。該当すると思われる理由をなるべく具体的に挙げてください。
多いのは知人にアドセンスをしていると伝えてしまったということでしょうか。私は誰にクリックされているのか心当たりがないため、正直にわかりませんと記入しました。
アナリティクスでの解析の結果、広告クリックは数は10クリック/day程度だったのが、9月〇日には150、〇日には238ありました。
その後も、広告が停止されるまでは常に100クリック以上と、pv数からは考えられないほどのクリック率でした。
加えてインプレッション時間は0秒であることも確認でき、機械などのツールを使って広告のクリックをされたと推測します。
私がアドセンスをしていることは、親類友人知人には一切知らせておりません。
インプレッション時間やクリック数などを考えると、PCに詳しい人物だと思いますが、そちらにも心当たりはございません。
クリックがあった土地は縁のない地域でした。
私は人様の役に立つようなブログ作りを心がけています。
順調にブログも成長して、最近では検索エンジンで訪問してくださるく方も増えました。
あまり考えたくはないですが、当ブログのせいで検索順位が下がってしまった方の嫌がらせ、もしくはは本当にランダムの悪意を受けたと考えます。
どうして私のブログだったのか、無効な操作を受けたのか理由はわかりません。
しかし二ヶ月前に不正なクリックがあり、停止処分後すぐにまた大量の不正クリックがあることを考えると、故意に狙われていたのかもしれません。
お客様のウェブサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルで広告トラフィックの品質を改善するために、今後どのような変更を加えるご予定ですか。回答されるときには、無効な操作を防止する方法に記載されている Google の推奨事項をご参照ください。
重要質問です。何らかの改善を実行していないと、申し立ては却下される可能性が非常に高いです。
Googleアナリティクスを導入しておりましたが、確認作業を怠ってしまいました。
今後はアドセンスのレポートだけでなく、アナリティクスを使って詳細にサイトを管理いたします。
また、リサーチアルゼンチンというツールを導入いたしました。
このツールでは不審なアクセスやクリックなどがあればメールで報告され、IPアドレスもわかります。
目と機械での二重監視をして不審な点があれば、ただちに無効なクリックの連絡フォームへ連絡いたします
必要であればIPアドレスのブロックをいたします。
ヘルプフォーラムではエキスパートの方に広告配置等のアドバイスを受けました。
不正な操作の原因と考えられる疑わしい IP アドレス、参照 URL、リクエストに関して、お客様のウェブサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルのトラフィックログやレポートのデータをご記入ください。
Googleは理系です。数字がないと納得してくれません。最後の質問なので、誠実に謝罪をしました。
アナリティクスでの解析の結果、広告クリックは数は10クリック/day程度だったのが、9月〇日には150、〇日には238ありました。
その後も、広告が停止されるまでは常に100クリック以上と、pv数からは考えられないほどのクリック率でした。
加えてインプレッション時間は0秒であることも確認でき、機械などのツールを使って広告のクリックをされたと推測します。
アドセンスのレポートやブログ提供サイトでアクセスを毎日チェックしておりましたが、不正アクセスや不正クリックを除いた数値で報告されていたようで、広告が停止するまで気付けませんでした。
二度も御社ならびに広告主様にご迷惑をおかけして、大変申し訳なく思っております。
今後はこのようなことが起きないよう、レポートを最新の注意を払って分析していきます。
アカウントの再開をお願いできないでしょうか。
大変申し訳ありませんでした。
どうか、よろしくお願いいたします。
こんな内容です。
わりと甘いと思いませんか?
地域とかわからないのでぼかしましたにごしました。
誤字脱字もGoogleさんは見逃してくれました。
アナリティクスさえ導入していれば、あとは文章でごまかせます!
申し立てフォームの中身をよくよく読んでみると、広告を復活させるにはこんなことをしてね~と具体的に書いてあるんですよね。
先人の例を拝見していると、IPアドレスまでわかっていて申し立てを却下される例も少なくありません。
しかし申し立ての文章が甘いので却下されたのだとわかってきました。
そのうちNG文例など作ってみますので、そちらも参考にされてみてください。
健闘をお祈りします!